
昔からバンプマッピング用のファイル指定だけはできたのですが、これはDirectX6でバンプマッピングが可能になるという話だったのと、あとバンプマップのファイル名保持によってtrueSpaceなどとファイルの相互互換性を高めるのが目的でした。しかし、実際にDirectX6に搭載されたものがどうも予想と違っていたため対応を見送り、結局ファイル指定だけができるのが中途半端に残ってしまい、そのままになっていました。
しかし、DirectX9以降であればシェーダを記述すればバンプマップはもちろんノーマルマップも単に実装するだけならさほど難しいものではありません。しかし、画面に表示するだけだとあまり意味がないので、Mayaや3dsmaxなど他のソフトへ持っていったときにもほぼ同じ表示を再現できないといけないわけです。
幸いにして接線・従法線ベクトルの計算方法は両方のソフトで公開されていました。
Appendix A : Tangent and binormal vectors
The Generation and Display of Normal Maps in 3ds Max
ただ、検証は結構面倒くさいかもしれません。なにせ普段使わないそれらのソフトの使い方を調べながらやらないといけないわけですから。それに、Maya/Lightwave/XSIは手元にあるバージョンが確か法線マップに対応していたはずですが、3dsmaxはわざわざ最新版を注文しないといけないですし(高いしどうしたものか)。
いずれにせよメタセコイアの現状としては、法線マップを優先的に実装する必要性が薄いので、実際に機能として搭載するのはもう少し先になると思います。