2006年09月19日

CGIは面倒くさい

自分はWindowsクライアント専門でWeb系ではないので、CGIの作成はほとんどしたことがない。仕事でもないのに他人のソース読むのはくたびれる作業だけれど、まずPerlの細かい文法がわかってない。

そんなわけで、まずは本屋に行ってPerlの解説本を物色。山ほど種類がある中で、内容がまとまっており、コンパクトなサイズで値段もお手ごろなものを見つけて購入。最新のPerlがutf-8に完全対応してたことも全然知らんかった。

本を片手に2日かけてやっとソース全体の把握ができて、CGI作成のコツも少しわかってきた。デバッガなしでの開発とか面倒だけど、次の週末くらいにはなんとか改良版のBBSに差し替えられそう。でも、十分にデバッグしないとログが吹き飛んだりしそうで怖いんだな。
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2006年09月07日

Turbo Explorer

Borland Developer StudioがTurboブランドとして名前を変え、C++やDelphiなど各言語がそれぞれ単体のものとして無償公開されました。

http://www.turboexplorer.com/

日本語版もちゃんと用意されているようですが、世界中からアクセスが殺到しているのでしょうか、今現在ダウンロードページを開けません。

BDS2006を持っている自分には必要のない代物ですが、今後のTurboブランドの発展には期待しています。Borlandからの独立騒動でユーザー離れが懸念されましたが、今回の開発ツール無償公開という動きは歓迎すべきものです。

MicrosoftがMFCやVB6を見捨てた結果、Win32ネイティブのアプリ開発が手の届きにくいものになってしまいましたが、Vistaの時代になってもWin32ネイティブはまったくしてもって健在です。無償の開発ツールならMicrosoftもVisual Studio Expressを公開していますが、.NETへの移行の必要性が薄れた今だからこそ、Win32ネイティブを開発できるRADツールとしての「Turbo C++」「Turbo Delphi」に再び注目してみるのも良いのではないでしょうか。
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2006年08月26日

「みんなのPython」を買ってみた

P1000183.JPG

表紙隅に「インデントの世界へようこそ!」、オビに「Google言語。」とPythonの特徴をよく表したカバーです。ページ数が450ページ近くと結構厚みはありますが、それでもオライリーと比べるとだいぶコンパクトです。

内容は基本文法の解説から始まっていますが、標準ライブラリの用法がメインとなっています。サンプルプログラムがライブラリの使い方を数行から十数行程度のコードで紹介する程度で、実際にそのまま使えるものが一切ないため、既に他の言語を使っている人向けのようです。プログラム経験がない人だと、まず何を作ったらいいかという所から始まるので、この本はあまり向いていないかもしれません。

とはいえ、実際に自分がつまづいた点、たとえば変数と参照の違いとか、日本語の扱いといったテーマについても的確に書かれているので、初めてPythonを使おうとしている人が一読しておくにはなかなか価値があると思います。

この本の売れ行きがよければ、Pythonの本が続いて出てくるのではないかと期待してしまいます。CGIとしての利用、ZopeでのWebアプリ、TiknterでのGUIアプリ、Googleへのアクセスなど、この本の最後のほうで少し触っただけの内容をサンプルプログラムを交えながら取り上げると面白くなると思うのですけどね。
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2006年08月16日

XNA Game Studio Express

マイクロソフト、Xbox用ゲーム開発ツールセットを発表へ

Visual Studio Express + XNAでXbox360とPCの両方で動くゲームが無料で開発できるようになるのですか(XBox360向けに公開する場合は有料)。昔は開発ツールを買うところから始めて、本も色々揃えないとゲーム開発なんか出来んかったのが、今は開発ツールは無料、開発に必要な情報もWebで探せばいくらでも出てくるし、いい時代になったもんです。

Microsoftのプレスリリースのほうを見ると、3Dデータの交換形式としてFBXを用いるとありますが、Direct3Dで昔からサポートしていたX形式はもしかして見捨てられた?

同じようなファイル形式として最近ではSCEがCOLLADAを推進したりしていますが、FilmBox時代からの実績・信頼性と現状での各ソフト間の対応状況を考えるとFBXを採用というのは堅実で妥当な選択かもしれません。ツール屋としては無駄にファイル形式が増えないのは歓迎ですが、FBXはまだサポートしてないので少し考えないといけないか。
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2006年08月06日

みんなのPython

Pythonの入門書が今月発売されるようです。内容の詳細は良くわかりませんが、日本人によって書かれた本なので気になります。

Pythonの解説本といえばオライリーの訳本くらいしか見当たらず、これがまた分厚くて値段も高いので気軽にお薦めもできません。Ruby向けの本は山ほど出ているのに、この差は一体なんなんでしょうね?

日本ではいまいち人気がないPythonですが、海外ではGoogleが内部ツールに色々とPythonを利用しているのは有名な話です。Microsoftも.NETへアクセス可能なIronPythonを支援するなど、大手の支持を集めている強力な言語です。日本ではRubyが幅を利かせているのもありますが、加えて解説本の少なさがPythonの普及の妨げとなっている感じが強いので、今度の本で少しは状況が変わるでしょうか?

というより、誰かPythonでメタセコイア用のスクリプト書いてください。簡単な機能ならSDKでC++使うよりも手っ取り早くて便利ですよ。いや、サンプルが少ないから解りづらいという意見はごもっともですが。
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デュアルコア

Intel Core2 Duoが発売され、Athlon64X2も大幅値下げで、急速にデュアルコアが普及しそうな感じです。CG屋ならデュアルコアCPUが登場する以前から複数CPUで使っていた人も多いので、そろそろマルチスレッドへの対応も検討しようかなと考えています。うまくいけば表示が30〜50%程度は高速化するはず。

しかし、うちにはデュアルコアのCPUがないので、まず買ってくることから始めないといけないのですが、ビデオカードのスロットがAGPだけでPCI-Express対応のものがないのも気になります。

・Athlon64X2コース(約2万円強)
CPUだけの交換。PCI-Express用ビデオカードの動作検証ができない。

・Athlon64X2 + PCI-Express搭載MBコース(約5万円)
CPUとMBの交換。ビデオカードもPCI-E用を新調。動作検証用にPCI-E/AGPの切り替えにMBごと取り替えるのは面倒。

・Intel Core2 Duo搭載マシンコース(約12万円)
一台まるごと新しいマシンを購入。2台分の設置スペースとKb/マウス/ディスプレイの切り替えが必要。

・Intel Core2 Duo + G965搭載マシンコース(値段不明)
Intelの最新のビデオ機能対応のチップセット搭載MB。どうせPCI-Eにビデオカード積んで使うならG965のビデオ機能はあまりいらない。

どのコースにしたものか。Intelのビデオ機能ってCG屋やゲーマーには見向きもされないけど、メーカー製デスクトップやノートPCへの搭載が多くて実は一般ユーザへの普及率が一番高かったりするので、買うなら動作検証に一番便利な最後のコースかなと思いつつ、まだ組立機が発売されてない以上もう少し様子見。

特定の環境でのみ発生する不具合というものがなくなれば、こんなことに迷ったりする必要はないんだけど。VistaでDirectX10の時代になれば本当に機種間の差異がなくなって安定化するんだろうか?
posted by O.Mizno at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2006年07月29日

移行断念?

TEditorコンポーネントをBDS2006のC++Builderフォームで使えるようにするには一体どうすれば?

Object Pascalコンパイラに「-LUDesignIde」を定義して、Requiresにvclx.bpiとvclsmp.bpiを追加、まではやったけどリンカエラーが発生。BCB6ではこの方法で大丈夫だし、BDS2006でもDelphiのVCLフォームでは使えるんだけど。

もう少し試してみて駄目ならBDS2006への移行はあきらめて、BCB6にしとくか…。
posted by O.Mizno at 14:43| Comment(2) | TrackBack(0) | PC

2006年07月28日

BDS2006への移行の検討

Ver2.4の開発が一段落着いたので、開発ソフトのバージョンアップの検討を開始。今まで使っていたのがC++Builder 5で、いい加減古くてVistaへの対応も不安が残るので、そろそろ買うだけで放置していたBorland Developer Studio 2006を試してみることに。

で、いきなりコンパイルエラーが多発して、VCLもしばらくバージョンを空けた間にだいぶ名前空間や引数が変更されたりしていたようです。変更履歴がヘルプを探しても見つからないのがなんとも辛い。VCLのヘッダやソースを見ながら、とりあえずビルドは通るようになったけど、今度はリンカが通らなくて困った。

TOpenDialogを継承しようとしたとき、継承クラスからTOpenDialog::DoExecute(void*, HWND)を呼び出すとリンカエラーになるのはなぜ?

で、理由を探したらQCに回避策っぽいのが載っていた。
http://qc.borland.com/wc/qcmain.aspx?d=24017

HWNDなしのDoExecute(void*)を呼び出せばリンカ通ったけど、なんかこう移行をためらってしまうような…。いきなり2006でなく、とりあえずはSPなしのときの印象が悪くて使っていなかったVer6にしておくべきか、なんか迷うな。
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2006年07月12日

冷却シート

ノートPC用の冷却シートをちゃんと敷いていれば少なくとも熱暴走は防げるんですけどね。ゲル状のものより化学式のもののほうが放熱効果は高いようです。少しの油断で敷き忘れたら意味ないですが。

シートを使っても夏場はキーボード全体が暖かくなって低温火傷しそうになるので、もう少し発熱量を抑えたマシンが出てほしいもんです。HDDに代わってフラッシュメモリが主流になる時代が来ればマシになるかなあ?
posted by O.Mizno at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2006年06月05日

Borland Developer Studio 2006 Update2

日本語版のアップデータが出ていたのでインストールしました。起動してみました。以上、終わり。

安定性などに問題がなければVer2.4より後のバージョンに導入したいものですが、検証だけでも結構時間取られそうなので、まだしばらくは様子見が続きそうです。熱心なユーザーがレポートを出してくれると非常に助かるのですが、ユーザー数自体が少なくなっていそうだもんなぁ…
posted by O.Mizno at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2006年04月07日

Boot Camp

先日、Intel Mac上でWindowsの起動を可能にするツールがAppleから公式に公開されました。この結果、

・MacユーザーがWindowsにしか対応していないソフト・Webサービスを利用するためデュアルブートにしているうちにWindowsしか使わなくなる。

・Windowsユーザーがデザイン重視でMacを買い、興味本位でMacOS Xを試しているうち、Web・メール・iPod接続にしか使わないならどっちでもいいんじゃと思ってMacOSばかり使うようになる。

という2通りのユーザーが出そうですが、数としてどちらが多くなるのでしょうか? ソフト開発者としては、前者ならWindows版のみ開発してMacOSを一切無視できるので、不要な手間をかけずにすべての市場をカバーすることができるようになります。後者が増えるなら、MacOSでの開発者の少なさに目をつけてニッチ狙いというのもできそうです。私は預言者ではないので、どっちに傾くかはまったく予想がつきませんが、なんか面白い展開を期待できるような気がします。

大学時代、MacOS Xの前身であるNEXTSTEPに触り放題だったのに、Objective C / ProjectBuilderでの開発にはまったく目を向けていなかったのが悔やまれます。あの頃は死に絶える運命にあるOSだと思っていたのですが、未来とはわからないものです。
posted by O.Mizno at 23:13| Comment(2) | TrackBack(0) | PC

2006年03月19日

C MAGAZINE 休刊

最終号が発売になりました。最後なのでせっかくだから記念にと買ってきはしましたが、あまり中身をじっくり見る必要もないかとも思いました。

自分がまだ学生だった20世紀には毎号欠かさず買っていましたが、ここ数年は内容に魅力を感じず、本屋で表紙だけ見て気になる記事がない限りは買っていませんでした。ソフト開発が多様化し、Webに情報が溢れかえる今の時代に、雑誌という形で一定のレベルを保ったままの技術情報の提供はいかにも難しそうだし、休刊もやむなしというところでしょうか。

昔はCマガやベーマガなどがホビープログラマの入り口となり、ソースコードを一から書いてソフトウェアを作り上げるという過程を覚える教本となっていたと思うのですが、今の若い人にとって入り口はどこになるになるんでしょうね? 昔とは違って、日常使うソフトはたいていがWebから無料で手に入るし、大学の情報系学科など情報教育を行う場所が増えたので、オリジナルのソフト開発に個人が趣味として挑戦するのはよほどの物好きでないとできなくなったかもしれません。PCというものがだんだん成熟してきたという言い方もできるのでしょうが、そんな時代にやや寂しさも覚えるのです。

しかし、個人レベルでもできることはまだまだ残っているとは思うのです。今のPCは複雑・肥大化しすぎて初心者が入るには敷居が高すぎますが、iPodやPSPなどをハッキングして独自ソフトを動かそうとしている人が世界にはいます。こいういったデバイスでの勝手アプリ開発が公式なものとして出来るようになれば、個人レベルでの開発にもまた新しい道が開けるようにも思うのですがねぇ。でも実現はむずかしいかなぁ。
posted by O.Mizno at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2006年03月04日

Borland、IDEを引き継ぐ新会社設立へ

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0603/03/news007.html
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2006/03/03/7339.html

結局他社へは売却せず、開発部隊が新会社として独立し、IDE製品の開発を続けるということなので、とりあえずは一安心していいのでしょうか。

個人的には.NET対応はMicrosoftに任せてしまって、Microsoftが事実上放置しまったネイティブなAPIへの対応強化にこそ活路を見出してほしいものです。ここ数年での開発者の流出、そして今回の件で開発力がどこまで維持できるか不安要素はありますが、C++コンパイラの最適化性能の向上や64bit対応などがあるなら、自分としては支持を続けるつもりです。下手にBCCのメンテを続けずに、GCCを拡張してクロスコンパイラとして使えるようにすれば決して無理なことでもないと思うのですが。
posted by O.Mizno at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2006年02月10日

Borlandが開発ツールを売却

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0602/09/news010.html

まあ予想されたことなのであまり驚きはないですが、C++Builderの64bit対応など公表されていたロードマップが実質的にキャンセルになったと見てよさそうなのは実に残念です。初代C++Builderから約9年間にわたってBorlandにはお世話になっただけに色々感慨深いものがあります。そしてBDNには開発者のメッセージが。

http://bdn.borland.com/article/0,1410,33439,00.html

…なんか泣けてきた。

売却先がまだ決まっていない段階でプレスリリースを出すということは、いくつか当たって駄目だったということなのだろうか? 引き受け先になりそうなところだとMircosoftかSunくらいしか思いつきませんが、MSがVisual Pascal.NETを出したところで需要なさそうだしなあ。CPU「龍芯」赤旗Linux、IBMのPC事業買収など、PCコンポーネントの内製率を高めつつある中国が候補として名乗り出るというのも案外ないでもないかも? いずれにせよ良い方向へ向かってほしいものですが、結果ははてさて。
posted by O.Mizno at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2006年01月20日

3DMark06

定番3Dベンチマークソフトの最新版3DMark06がリリースされたので、早速ダウンロードして試してみたけど全体にすごく重い…。こま落ちガクガクな上に、3DMark05の使いまわしのシーンもあったりで、見ててあんまり楽しくなかった。Final Realityとか3DMark01くらいの頃のほうが単なるデモとして楽しめた気がする。結局シェーダだのHDRがどうこうより、カメラワークや演出とかのほうが重要だよなあと思ったわけです。

ちなみにスコアは1699。年末年始に一通りのパーツ買い換えたばかりなのに、なんかこう重たいソフトを見せ付けられるとCPUくらいはもう少しいいのにしとけばなと。デュアルコアにしなかったのは失敗だったか。
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2006年01月12日

Intel Mac

Intel Core Duo搭載のiMacとMacBookが発表されましたが、どちらもビデオチップにATIのRADEON X1600を搭載してますね。かつては3Dに弱いとされていたMacでもシェーダモデル3.0対応GPUが標準になりつつあるようです。

ディスプレイ別売りの置き場に困らないサイズのデスクトップか、B5で1.2kg以下の持ち運べるノートのIntel Macが出れば買ってもいいんですけどねぇ。あるいはiMacにDVI入力端子がついて単なるディスプレイとしても利用できるとか。
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2006年01月09日

RADEON X1600PRO (AGP)

ビックカメラ行ったらRADEON X1600PROのAGP版が置いてあったので、PCI-E版に遅れてようやく発売になったのかとレジへ持っていったら100人に1人無料になるキャンペーンに当たってしまった。今年は当たり年なのか、それとも一年分の運を早くも使い果たしてしまったのか?

それはさておき、早速取り付けて3DMark05動かしたらスコアは約3800(CPUはAthlon 3200+)。FF11ベンチVer3のHighで4600。メインの使用目的が動作テストで性能はまったく重視してないからミッドレンジのもので十分なんだけど、ベンチマークソフトのフレーム落ちを見てるともう少し速かったらいいのになとは思いますね。
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2005年12月25日

Borland Developer Studio

注文していたBorlandの開発環境の最新版が届きました。C++Builderも今回のバージョンアップに含まれており、実に4年ぶりのアップデートになるのでしょうか。WindowsとLinuxのクロスプラットフォーム開発を目指したKylixが実質的な失敗に終わり、Delphi7が出てもC++Builder7のリリースは見送られ、ここ数年のBorlandの迷走ぶりから正直もうC++Builderのバージョンアップはないのではないかと思っていたくらいなので、今回のリリースは初代C++Builderからの愛好家の私としては非常に嬉しいことなのです。といっても、パッケージに入っていたのは完成が間に合わなかったのかまだPreview版なので、実際に導入すべきかどうかは正式版がリリースされるまでもう少し様子見ですが。

昔はDelphi/VCL関連の情報をWeb上で数多く見つけることができたのですが、最近は更新をやめたりサイトを閉鎖するところが多くなり残念な限りです。Visual StudioもExpress版がリリースされC++/C#/VBが無料で利用できるようになったので、個人・学生ユーザーなどは確実にそっちに流れるだろうし、そういう自分も既存ソフトの改良はしても、今さらあえてBorlandのツールで何か新規開発することはないだろうから、これも時代の流れなのかなあと。
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2005年12月22日

Windows Vista

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1221/ubiq138.htm
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1220/kaigai230.htm

Windowsの次期バージョンVistaを巡って徐々に情報が出てきていますが、3Dソフト屋としてはDirectXが以前より格段に安定性・正確性を求められるようになったのは嬉しいことです。Win98あたりが現役だった頃はビデオカードのメーカー数も今より多く、その中で品質面で致命的なまでに問題を抱えた製品が平気でリリースされていたものでした。メタセコイアがDirect3DとOpenGLの両方に対応したのは、少なくともどっちはまともに使えるでしょ?という意味合いが強かったのです。なおかつ、どちらも安定して動かなかったり、ハードウェア3D機能を持たなかったノートPCなどのためにソフトウェアレンダラーも用意することになりました。

やがてビデオカードメーカーは淘汰され、今ではNVIDIAとATIの2強+Intelのチップセット内臓型で市場のほぼ100%を占めるようになり、ドライバの品質も完全に問題がなくなったとまでは言わなくても、極端に変な使い方をしない限りはブルースクリーンやフリーズを目にすることは少なくなりました。

しかし、Aero GlassがGPUに依存するあまり、省電力やパフォーマンス面がなおざりになっていないかどうか不安な面も残るわけです。ドライバの実装方法が変わってパフォーマンスが低下するOpenGL、DirectX10で大幅な改変を要求するレンダリングパイプラインなど、3Dソフトにとっては考慮すべき改変項目がVistaには多く存在します。クライアントからWebサービスへソフトウェアの比重が傾きつつある現状で、これらのものが果たしてエンドユーザーにとってどれだけ利益をもたらすのか、VistaはPCのあり方をどう変えようとしているのかはまだ見えてきません。とりあえずMSDN契約してβ版試すしかないかなぁ。
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2005年12月17日

DirectX 9.0 SDK December 2005

http://www.microsoft.com/japan/msdn/directx/downloads.aspx
この週末にいじってみようとダウンロードし始めて2時間経過。ようやくダウンロード終了。せっかくCPUをPentiumIIIからAthlonに変えて世間並みのマシンパワーになったのだから、たまには新しいこともしなければ。

昔はDirectXの新版が出るたびに色々テストしてみたりしてたけど、最近は何がどう変わっているのかさっぱり。なんかもうVista用のDirect3D 10のTechnology Previewとか言ってるし、しかも固定演算パイプラインが廃止になったらノートPCで使えないマシン続出じゃないかとか思ったりで、まあそういう場合は今まで通りにDirectX 9を使えばいいのだろうけど、GPUの進化に合わせてAPIレベルでの開発スタイルがころころ変わるのもツール屋の身としてはなんだかなあ。Vistaはないからまだ試せないけど、シェーダモデル3.0にあった細々とした部分での制約がなくなっているのだろうか?
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